しらかば動物病院

一頭ごとに違う体質と症状を把握する。
 症状毎に適した診察(問診,検査,触診)を行う。
  生活環境にあわせた、適切な治療を施す。

047-425-2148

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睡眠時間

育ち盛りの子猫は睡眠時間がたっぷり必要!!

つい可愛いからといってむやみに睡眠を邪魔しないように心がけましょう。

与えてはいけない食べ物

ネギ類

タマネギなどのネギ類には犬猫の赤血球に対して毒性のある物質が含まれていて、これを摂取することにより溶血性貧血や血色素尿症がおこります。
また、ニンニクやその抽出物を摂取した場合、貧血や皮膚炎、喘息発作などを起こすことがあります。

ネギ類はユリ科に属する植物でもあるので、ユリ科の観賞用植物(チューリップなど)についても誤って口にすることがないよう注意してあげてください(中には、中枢神経系に強い作用を持つものもあります)。

ヒト用のベビーフードにもタマネギが含まれているものが多いため注意が必要です。

ドッグフード

ドッグフードを猫に長期間食べさせると猫に必要な栄養素の過不足を生じるため、さまざまな栄養障害を起こします。
また、当然のことですが、ドッグフードは猫の下部尿路疾患に対する配慮がされていないため、尿のアルカリ化やストルバイト尿石症の危険性を高めます。

動物種によって、食性も栄養要求も異なるため、それぞれの動物用につくられたフードを与えるようにしましょう。

牛乳

離乳した犬や猫は牛乳中の乳糖を分解するラクターゼという酵素を十分に持っていないため、乳糖の量が増えると、消化・吸収ができずに下痢を起こす場合(乳糖不耐症)があります。

このような動物に牛乳や乳製品を与えるには注意が必要です(チーズ、ヨーグルトなど発酵により乳糖が分解されているものは少量なら問題ありません)。

香辛料

刺激性物質である香辛料は、犬猫には与えないようにしましょう。
それは、犬猫は毒性のあるものを見分けるために、辛味や苦味に対する味覚が鋭敏だからです。

塩分を多く含む食品

犬や猫は、人に比べて塩味に対する味覚があまり鋭敏ではありません。
塩分の多いものを食べさせ続けていると、心臓や腎臓の障害を引き起こす危険性が高まります。

貝類や甲殻類、淡水魚

これらにはビタミンB₁を分解する酵素チアミナーゼが含まれています。
この酵素は加熱により失活するため、加熱調理して与える場合には問題ありません。

青魚:青魚

与えすぎるとビタミンEの欠乏を起こし、黄色脂肪症になります。

塩分

かまぼこなどの加工品、味の濃い食べ物は、腎臓に大きな負担をかけます。

a-リポ酸

a-リポ酸を含むヒトの健康食品を摂取したネコで、消化器症状や肝障害、死亡例があります。

動物の手や口の届くところに、薬やサプリメントを置かないよう注意が必要です。

食事の与え方

急成長期と穏やかな成長期

子猫は、完全離乳(2ヶ月齢)後、急成長期に入ります。生後6ヶ月齢までは、急成長期で、以降は穏やかな成長期を迎えます。

子猫が成猫サイズに近づくにつれ、必要な栄養も変わってきます。

急成長期:子猫は、口や歯が小さく1回の食事量に制限がありますので、消化しやすく、栄養密度の高い、良質の動物性タンパク質を含んだ食事が必要です。

穏やかな成長期:成長のスピードがゆっくりとなり活動量が低下すると、食事の回数は減り、1日あたりに食べる量は増えます。
この時期の子猫の外見は、成猫のように見えますがまだ成長段階です。
子猫用フードに含まれるような特別な栄養素が必要です。

point!

生後2~6ヶ月齢…1日量を3~4回に分けてあげると良いでしょう。

point!

生後6ヶ月齢以降…食事回数が減少し、食事量は増加します。

食事以外の時にも新鮮な水を忘れずに。

子猫の成長期の初期では食事の給与量も多いですが、成長に応じて減ってきます。
現在の月齢・体重にあわせて給与量を調整してみてください。

子猫の具体的な離乳の目安

約4週齢:皿の中に温かいミルク(子猫用ミルク)をいれ、導いてあげてください。
お皿からミルクをぺろぺろなめることができるようになったら、半固形食がはじめられます。

子猫用ドライフードをミルクもしくは水に少量混ぜておかゆを作り、2~3週間かけてミルクや水の量を徐々に減らしていきます。

約6~7週齢:子猫の口にいくつかの乳歯が生えてきたら徐々にドライの硬いままのフードを混ぜて慣れさせましょう。

約8週齢:完全離乳

名前をつける

名前の付け方にもひと工夫

子猫の名前は、短くて認識しやすいものが良いでしょう。
また、家族各自が、違うあだ名で呼んではいけません

一緒に暮らすための基本

*ちょっとした所に危険がいっぱい?

人間があまり意識していないところに危険なものが潜んでいます。

人間の赤ちゃんが住んでいる気持ちで、危険なものがないかどうか見渡してみてください。

point!

  • 駐車場のシャッターや浴室のドア、網戸のない扉は、きっちりとしめておく。
  • 電気器具やストーブなどは扉を閉め、電気コード類はカバーなどをおく。
  • 空き缶などはすぐに廃棄し、小さいおもちゃは隠す。
  • ひも状(ひも、毛糸、釣り糸など)は、飲み込まないように子猫の目から離す。
  • ネズミ捕りは、ネコちゃんの目の届かないところに設置する。
  • 洗剤・台所用品、車の不凍液等はなめる事ができないように片付ける。
  • 観葉植物をかじる習性があるので、毒性のある植物は片付ける。

毒性のある植物一例

  • アイビー(きずた)
  • フィロデンドロン類(ヒトデカヅラ等)
  • ディフェンバキア(シロガスリソウ)
  • テッポウユリ
  • カラジウム
  • 西洋きょうちくとう
  • アザレア
  • シャクナゲ
  • ツツジ
  • 月桂樹
  • ユリノキ
  • ヤドキリなど

子猫の居住空間

*行動範囲を少しずつ広げる工夫を

寝る場所や食べる場所から離れた、静かなところを選んでください。

複数のネコちゃんがいる場合は、それぞれにトイレが必要です。
それぞれのトイレは、離れた場所(例えば別々のフロア)に置きましょう。

point!

最初の1,2日は、ひとつの部屋で遊ばせる。

少しずつ行動範囲を広げる。

point!

暖かくて静かな場所にベットを設置する。

子猫のトイレ

*複数のトイレを設置して、お気に入りを選ばせる

point!

室内の複数箇所に、砂や新聞紙を敷いたトイレを設置し、最初に排泄した場所を残すようにする。

point!

上手にできた時はほめる。

トイレの容器は毎週、ぬるま湯などで洗う。(香りの強い石鹸の使用は避ける

日常に必要なもの

  • プレミアム・フード
  • 飲料水
  • 食器(食事用と飲水用)
  • 首輪
  • トイレ
  • 眠れる場所(ベット)
  • ネームタグ
  • 専用シャンプー
  • ブラシ・クシ
  • 専用歯磨きセット
  • 爪とぎ・爪きり
  • おもちゃ(安全性高いもの)

ねこちゃんのライフステージ

成長ステージ

  1. 授乳期:誕生~4週齢
  2. 離乳期:4週齢~8週齢
  3. 成長期8週齢~12ヶ月齢
  4. 社会化期:2週齢~2ヶ月齢
    (猫同士、あるいは人や犬等、他の動物と接することで付き合い方を学ぶ大切な時期。飼主との信頼関係もこの時期に形成されるのでしっかりスキンシップを。)

メスの性成熟期:6ヶ月齢~10ヶ月齢

オスの性成熟期:9ヶ月齢~1歳齢

体の変化

1週齢:目が開く

2週齢:歩き始める

3週齢:乳歯が生え始める

4週齢:自力で排泄できるようになる

8週齢:乳歯がはえそろう3ヶ月齢:永久歯が生え始める

8ヶ月齢:永久歯がはえそろう

食事

0~3週齢:母乳
(母乳が得られない時は子猫用ミルク)

4週齢:離乳食開始
{成長期用ドライフードをミルクもしくは水に少量混ぜおかゆを作り、2~3週間かけてミルクや水の量を除々に減らしていく}

6~8週齢:除々にドライの硬いままのフードを混ぜて慣れさせておきます。

2ヶ月齢:完全離乳:ドライフードへ

6ヶ月齢:成長に必要なエネルギーが少なくなり、栄養要求が減り食事量が減ってきます。

12ヶ月齢:成猫用フードへ

健康管理

1ヶ月齢:検便・駆虫

2ヶ月齢:混合ワクチン

3ヶ月齢:混合ワクチン

6ヶ月齢~:避妊・去勢手術

1歳以降:年に1回のワクチン接種、定期的な寄生虫の駆除・予防(寄生虫・ノミ・ダニ等の)