皮膚糸状菌症|感染症
カビの一種で円形の脱毛が起こったり、毛が薄くなったりして人間にも感染します。
症状|皮膚糸状菌症
顔やめのまわり、耳、そして体の皮膚の柔らかい部分に脱毛が起こります。その周囲の毛はとても抜けやすくちぎれ易くなっています。
原因|皮膚糸状菌症
皮膚の抵抗力の弱い子犬や、毛の抜け替わる時期の犬に良く見られる。
この皮膚病をおこす糸状菌は土壌に生息しているため、土を掘るのが好きな犬や、土の上で生活している犬は、このカビに寄生されやすくなります。
治療|皮膚糸状菌症
週に1,2回の抗真菌シャンプーと抗真菌薬を使用します。場合によっては塗り薬も使います。治療には1ヶ月以上かかります。
犬の皮膚病と治療
当院では通常の皮膚疾患治療では提供できない、精度の高いマイクロバブル+薬用シャンプーで皮膚の治療・回復をより効果的に行っています。皮膚ケア用マイクロバブルをご覧下さい。
犬の皮膚疾患としてよく見かけられる病気として次のようなものがあげられます。
まずは痒みが中程度から強いものとして
また、痒みが少ないものとして
- 甲状腺機能低下症
- クッシング症候群
- 皮膚糸状菌症
- X脱毛症(アロペシアX)
- 続発性脂漏症
- 毛包虫症
が挙げられます。
犬の皮膚病の60%近くは感染症であり、第2位には20%以上が精神的要因、それより少ないが皮膚炎(アトピー、アレルギー等が入る)が3位に入っており、十数パーセントが内分泌疾患、それぞれ数パーセントで先天的要因、免疫介在性疾患、腫瘍等があります。
皮膚病の治療
多くの場合、複合した形で皮膚病を起こしています。
しかし、実際の皮膚病を診てきて、多くの場合で単一の疾患を持っているわけではなく、複合した形で皮膚病をおこしています。
そのため、皮膚病の1つを治しても痒みがまだ残っているという状況が多々あります。また、治る皮膚病ではないものもあり、それが皮膚病の治療を難しくしている現実があります。
当院では多くの皮膚病患者がいらっしゃいますが一定期間で治療が終わるわんちゃんもいますが、継続的に長期にわたって治療、皮膚ケア等を行っていかなくてはいけないわんちゃんも多数いらっしゃいます。ですから特に長期にわたって治療を行っていかなくてはならないケースでは、完璧を目指すのではなく、病気と付き合いながら生活の質を上げる治療を飼い主様とともに行っております。
治療の方法
それぞれのケース(原因や経過)に対応して、投薬、薬用シャンプー、栄養剤、処方食等のいくつかを組み合わせて対応させていただいております。また、上記にあるように精神的要因からくる皮膚病もありますので、生活スタイルの改善、飼い主様の接し方の変更等もおこなったりします。
長く皮膚病を患ってきたわんちゃんに対して1,2週間で治る例はほとんどなく、最低でも1か月以上の治療でその効果を感じていただくことがほとんどとなりますのでご理解ください。
また、当院では通常の皮膚疾患治療では提供できない、精度の高いマイクロバブル+薬用シャンプーで皮膚の治療・回復をより効果的に行っています。皮膚ケア用マイクロバブルをご覧下さい。
皮膚病用ヒストリー(問診票)をダウンロード
来院の際は、下記から皮膚病用ヒストリー(問診票)をダウンロードし、記入して頂いておくとスムーズです。