甲状腺機能低下症|内分泌疾患
甲状腺ホルモンの分泌量が少なすぎると地肌が見えてくるほど脱毛することがあります。犬種によっては胴体の両側同じように脱毛します。
犬で最も多く見られるホルモンの異常です。
症状|甲状腺機能低下症
おもに脱毛です。脱毛した部分に痒みはありませんがしばしば色素が集まって皮膚が黒ずみます。
皮膚の病変の他にも、元気がなくなる、動作が鈍い、寒さ暑さによわい、肥満になるなどが症状としてあらわれることがあります。
原因|甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌量が十分でないためにおこる病気です。
分泌量が少なくなる原因は、甲状腺が先天的に萎縮している、病気で萎縮している、薬物などの影響、ストレスによっても減ります。
治療|甲状腺機能低下症
一般に、長期にわたる甲状腺ホルモン薬の投与になります。脱毛した部分がはえそろうには数ヶ月かかります。
ホルモン投与になるので定期的に血液をとってホルモンの値をチェックする必要もあります。