しらかば動物病院

一頭ごとに違う体質と症状を把握する。
 症状毎に適した診察(問診,検査,触診)を行う。
  生活環境にあわせた、適切な治療を施す。

047-425-2148

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【火~土】 9:00~12:00 16:00~19:00
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Let`s キトントレーニング

ケージに慣らそう

猫は関連付けが上手な動物です。(ケージ=動物病院=嫌なこと)普段からケージを病院に行くときにしか使用していないとケージを見るだけで逃げてしまいます。

そうならないためには子猫の時期からのクレートトレーニングが大切です。

  1. 普段からケージを部屋に置く
  2. 毎日あるいは時々好物を入れる(最初は近くに、なれたら徐々にケージの中へ)
  3. 中でリラックスするようになったらドアを閉めます(最初は短く)

歯ブラシブラッシング

使い古しの歯ブラシを使います。

手に当ててみると大きさといい感触といい、猫の舌で舐められた感じと似ていませんか?
猫はもともとこの感触を好むことが多いようです。それは、赤ちゃんの時に母猫からグルーミングを受けた感覚と似ているからでしょう。

この歯ブラシを使って猫の好む場所をやさしくブラッシングしてみましょう。

  • 猫がスイッチオフ(寝てゴロゴロいっているようなとき)のときに行う
  • 猫の機嫌がいいときに行う
  • おもちゃにさせない
  • 遊びだしたらすぐ止める

おいで

「おいで」の合図と食べ物など猫が喜ぶものと関連付けをしてやれば猫を「おいで」の合図でやってくるようにすることができます。
ただし呼んでくるようになっても、呼んできたときに嫌がること(爪切り、投薬)などを行うと呼んでもこなくなりますので注意しましょう。

トイレ以外の場所での排泄

猫がトイレ以外で排泄し始める原因

  • マーキング行動…典型的なものがスプレーで、垂直面への尿マーキング
  • トイレ自体の問題…頻繁にみられるものとしてトイレが汚れている
  • 古典的条件付け…膀胱炎や大腸炎などで排泄時に不快感を覚えると不快感=トイレと関連付け使わなくなる

トイレ以外の場所での排泄の対処方法

① 病気でないことを確認する(身体的疾患のルールアウト)

下部尿路疾患・腎疾患・糖尿病・腸炎・便秘・肛門嚢炎など身体的疾患が引き金になってトイレ以外の場所で排泄するようになる

② トイレ以外の場所での排泄の原因を取り除く

トイレに対する不満…トイレの汚れ・場所・容器・砂の種類の変更などが原因

性ホルモンに関連した行動…スプレーである場合避妊去勢手術をお勧めします*雄で90%・雌で95%改善するという報告があります

不安やストレス…飼い主さんの結婚・出産・新しい同居人・ペットが増えたような場合には、不安に感じるのはむしろ自然なこと、時間をかけてよい関係を築く努力をする必要がある。また飼い主さんの不在時に衣類やベッドに排泄する場合、まずトイレ以外の排泄をする場所にアプローチ出来なくなるようにしておく

原因不明…何らかのストレス、猫のニーズはすべて満たされているか、必要なものが室内に整っている かをチェック

③ 快適なトイレを用意する

トイレの清浄…汚れたトイレでは排泄を避けようとするためきれいに保つことが大切

トイレの数…複数の猫がトイレを使っていると使いたいときに使えない、汚れているなどの問題が。 最低でも猫の数+1個のトイレを用意しましょう

トイレの場所…落ち着いて猫が排泄できる場所にトイレを置く

トイレの容器…カバー付きトイレは匂いがこもるため嫌がる場合もあります トイレの容器も猫が出入りしやすく、ゆとりのあるものを選びましょう。

トイレの砂の種類…芳香剤を使っていない細かく重い砂など猫の好む砂の種類を選びましょう。

④ 問題となる場所で排泄できない状況をつくる

問題の排泄場所に物理的に近づけなくする…部屋に入れないように障害物を置く

問題の排泄場所を排泄に適さない状態にする…ソファ・ベッドの上にレジャーシートを置く

問題の排泄場所を別の目的の場所に変える…失敗する場所に食器、それでもだめならそこにトイレを置く

⑤ 獣医師・専門家による問題行動としての治療

このような方法で改善がみられない場合には、身体的疾患が関与していないかを再度確認することも必要

猫のトイレトレーニング

猫の好むトイレを準備し、猫が普段過ごす場所、すなわちアプローチしやすい場所に置きます。

トイレにはあらかじめ猫自身の排泄物のにおいを少しつけておくとよいでしょう。
多くの子猫はほんの数回これを繰り返すだけで自分からトイレに向かうようになります。

仲良く遊べる猫をもう一匹飼う

唯一即効性があり、しかも飼い主さんが楽で、猫にとってもよい方法は、気の合う猫をもう一匹飼ってあげて、猫同士で遊ばせてあげることです。
ただし猫にも相性があるので慎重に考えて相手を選んでください。

いきなり会わせると喧嘩になる可能性があるので、ケージ越しにみせて一緒に好物を与えるなど、様子を見ながら少しずつ合わせるようにしましょう

体罰は逆効果、適切な触れ合い方を教育する

あまり遊びが激しく、飼い主さんがけがをするほどであれば、最も積極的な罰を使う必要があるかもしれません。

罰を使う場合は、痛みを与えるものではなく、嫌な刺激を与える方が効果的です。
具体的には霧吹きなどで顔に水をかける、びっくりするような大きな音を立てるなどの方法があります。

大切なのは罰を与えるタイミングで、咬むや否や(できれば咬まれる直前に)素早く罰を与えることです。 ※ただし罰を与えるという方法のみでの対処は絶対に止めてください。

罰はほかの方法だけではうまくいかない場合に、あくまで補助的に使ってください。

咬んできたときの適切な対応

  • 腕を組んで手を隠す
  • 足の動きを止める
  • おもちゃで矛先を変える

別の部屋に行く遊びで人に飛びついたり咬んだりした時に、叱ったり叩いたりすると、それが刺激になり、さらに興奮して咬んでくるようになります

おもちゃで遊んでエネルギー発散を

子猫が遊びで咬むという問題の対処として、まず最初にしなければいけないことは本能のはけ口をつくってあげることです。
おもちゃを使って、飼い主さんの手足以外のもので遊ばせるようにします。

ただし、おもちゃは与えっぱなしは良くなく、飼い主さんが一緒に楽しく遊んであげることが大切です。

おもちゃを投げたり、微妙に動かしたり追いかけさせたりして、猫が疲れるくらい遊んであげてください。

遊びによる攻撃行動

人に対しての攻撃行動は、猫の問題行動の中で最も深刻です。

人に対して引っ掻く、咬むなどの同じような攻撃行動がみられる場合でも、その理由は一つではありません。
まずどのタイプの攻撃行動であるのかを見極める必要があります。

子猫や若い猫に最も多い、遊びの攻撃行動について

飼い主さんの手や足に飛びかかったり、咬んだり引っ掻いたりするもので、これは人に対する攻撃行動のなかでも最も頻繁にみられるもので、普通は相手に大きな傷を負わせることはありません。
しかし、一匹で過ごす時間が長く、退屈で欲求不満状態の場合、また飼い主さんが猫の攻撃に応戦したり、手足を追いかけさせるような遊びをするなど、攻撃行動を強化するような対応をしてしまっている場合などでは、問題が悪化する傾向があります。

通常、年齢と共に遊びによる攻撃行動の頻度は減りますが、子猫の時期に飼い主さんを咬むことを習慣づけてしまうと、成猫になった後も飼い主さんを咬むという問題を起こしやすくなる傾向があります。

猫の問題行動について

飼い主さんが問題とする行動の多くは猫の本能から来る行動で、猫にとっては正常な行動です。

さらに、しばしば飼い主さんの間違った対応が問題行動をかえって悪化させていることがあります。

対応方法が分からない時は、当院へご相談下さい。

動物病院での対応

  • ひどく緊張している猫には、頭の部分をバスタオルで覆って下さい
  • 興奮してしまう猫は洗濯ネットにいれて連れてきていただくとよいでしょう
  • 猫がパニックに陥っても、飼い主さんが落ち着いて静かに声をかけてゆっくりなでるなど、安心するように振舞いましょう