内分泌問題を探す検査他
副腎皮質ホルモン検査
ACTH負荷試験というものが中心となるが、コルチゾールというものをACTH負荷前と後で血液を採取して血清を分離し、検査センターにて分析してもらう。基本的には病院で預かって行なう検査になる。
甲状腺ホルモン検査
血液を採取して血清を分離し、検査センターにて分析してもらう。甲状腺から分泌されるサイロキシン等をみることによってホルモン分泌異常を確認する。
血液生化学検査
血液を採取して血清を分離し、当院にて分析します。
アレルゲンを探す検査
季節と生活環境から予測
季節性かどうかをみることによってアレルギーその他で何が原因になっているかを病気の絞込みを行なうことにより、適切な追加検査を行なうことが可能になる。飼い主様とワンちゃんネコちゃんの発症時期などの詳細な病歴を問診していきます。
除外できるアレルゲンの除外
そのこにとってアレルギー物質と思われるものを周辺環境から除去することによって症状がおさまっていくかを確認していく。アレルギー物質と思われるものを1つ1つなくしていって確認します。例として
アレルギー検査
血液をとって検査センターでIgE抗体の有無をチェックし、アレルギー物質を見つけていく検査。血液を採取して血清を分離し、検査センターにて分析してもらう。
除去食試験
除去食(新奇タンパク質フードや加水分解たんぱく質フード、あるいは家庭食)を使って他の食べ物を一切与えずに反応をみる。基本は1ヶ月以上続けてもらうことにより判定する。
病原体を探す検査
直接押捺検査
目的:皮膚表面の病原体の検索病原体:細菌、マラセチアその他:炎症細胞、角化細胞必要な症例に対して患部の細胞等をスライドグラスを押し付けて採取して染色、鏡検します。
皮膚掻爬試験(スクレーピング)
目的:表皮~神秘浅層の病原体の検索病原体:糸状菌、毛包虫、ヒゼンダニその名の通り皮膚を引っ掻いて表皮~真皮表層をけずりだし、それをスライドグラスの特殊な液の上にのせ、顕微鏡でみます。
毛検査・ウッド灯検査・真菌培養検査
目的:毛に感染する病原体の検索、毛の状態の確認病原体:糸状菌毛検査は毛を抜き取り、顕微鏡でみるものです。また、ウッド灯では病原体の一部が蛍光を発するのを利用してみる検査で、真菌培養検査は皮膚糸状菌が培養されるかどうかを診る検査になります。
検査方法について
見て、聞いて、触る検査
病歴、現症等
まず、病気がいつ、どのように、どれくらい、どんなふうになど問診させていただき、患部の状態を診て、触って、かいでといったように五感を活用してチェックします。