成人病や生活習慣病にもペットが貢献
日々多くのストレスと向き合う現代人の健康維持にも、ペットとのふれあいは大きく貢献します。
ストレス対策と健康維持
愛犬を連れての毎朝の散歩。爽やかな朝の空気をいっぱい吸い込んで大きく深呼吸…。もうそれだけで、充分に健康的な毎日が送れそうな気がしますね。
翌朝の散歩を思えば、自然と夜更かしも控えめに…。
愛犬とあるくことで、日々の運動不足も確実に緩和されます。
けれども、犬との散歩がもたらす健康への恩恵は、決してそれだけではありません。
犬と人とのかかわりについて『犬との散歩時、または犬の訪問時には副交感神経の活性が高まり、効果はひごとにました』と研究者が報告しています。
副交感神経が活性化することでリラックスした状態になり、消化もよくなり快眠・快食が促進されます。
また、血圧を下げ、コレステロールも下げます。
ペットは子供の成長を助けます
ペットは子供達の『相手の気持ちを察する能力』、すなわち”思いやりの心”を育てます。
子供の非言語コミュニケーション能力の発達に極めて有効
ペット飼育が、子供の非言語コミュニケーション能力の発達に極めて有効であることは、古くから知られてます。
これは、話をすることができない動物とのふれあいの中で、子供達が”相手の気持ちを察すること”つまり”思いやり”の心を育むからです。
しかしながら、学童におけるペット飼育の郊用はそれだけにとどまりません。
ペットのもたらすリラックス効果や癒しの効果によって、向学心の向上や集中力の向上が認められたという研究調査が多数報告されています。
また、イギリスのある学者は、『ペットを飼っている家庭の子供は、飼っていない家庭の子供に比べ、年間3週間も多く学校に出席する』と発表しています。
子供の発育に、ペットは大きく貢献することができるのです。
高齢者とペットのやさしい関係
ペットは高齢者の心と体の健康に大きく貢献しています。ペット飼育の効用は医療費にも及んでいます。
高齢者の健やかな生活と医療費全体の抑制
高齢者の健やかな生活と医療費全体の抑制は、もはや国民の誰もが一緒になって考えていかねばならない問題です。
実は、ペット飼育が高齢者医療にもたらす恩恵について貴重は研究結果が発表されています。
日々ストレスを感じている人の病院への通院回数が犬を飼っていない人が年10回を超えるのに対して飼っている人は年8.6回にとどまっています。
また、一人暮らしの高齢者女性を対象にした調査では、孤独感の減少や楽観、動揺の減少などで、ペット飼育者に明らかな優位が認められました。
これらのことは、毎年増加している国民医療全体の抑制にもつながる重要なペット飼育の効用と言えるでしょう。
ペットが与えてくれる『生きる元気』
その愛くるしい仕草や表情で、いつも私達を和ませてくれるペット達。でもペット飼育の効用はそれだけではありません。
ペットが私達人間に与えてくれるもの。
ペットが私達人間に与えてくれるもの、笑いや喜び、安らぎや慈しみ、癒しや慰め、そして健康て…。
ペットはその小さい命のぬくもりによって、私達人間に、健やかな日々を与えてくれます。
毎日の暮らしを支える”心と体の元気”を与えてくれます。
それはペットの持つ不思議な力。
今、その不思議な力を、科学的に明らかにしようとする研究が盛んに行なわれています。これまで、『なんとなくそう感じる』気分的なものとして語られることの多かったペット飼育の効用が、次々と実証され始めています。
- 学童の成長
- 成人病や生活習慣病予防への貢献
- 高齢者の健康
など、ペット飼育の効用はすでに幅広い分野で確認されています。